――ピンポーン。
「はーい」
「お荷物でーす」
……ん?
いつもはおじさん配達員なのに、今日は声が若い?
不思議に思いつつドアを開けると、このあいだまできてたおじさんではなく、若い配達員が立っていた。
「こんにちは」
爽やかな笑顔に白い歯が零れる。
かいてる汗すら爽やかに見えるのはなんでだろう?
「こんにちは……」
……ああ。
休みで一日だらだらしてるからって、適当な部屋着にすっぴん、だっさい眼鏡姿の自分が悔やまれる。
「こちらにサイン、お願いします」
「……はい」
荷物を受け取ると手がふれた。
思わず引っ込めてしまい、荷物が……。
「っと。……セーフ、ですね」
にっこりと笑う彼に心臓の鼓動が早くなる。
俯き、黙ってしまった私に彼が言った。
「……また、来ますから」
「はーい」
「お荷物でーす」
……ん?
いつもはおじさん配達員なのに、今日は声が若い?
不思議に思いつつドアを開けると、このあいだまできてたおじさんではなく、若い配達員が立っていた。
「こんにちは」
爽やかな笑顔に白い歯が零れる。
かいてる汗すら爽やかに見えるのはなんでだろう?
「こんにちは……」
……ああ。
休みで一日だらだらしてるからって、適当な部屋着にすっぴん、だっさい眼鏡姿の自分が悔やまれる。
「こちらにサイン、お願いします」
「……はい」
荷物を受け取ると手がふれた。
思わず引っ込めてしまい、荷物が……。
「っと。……セーフ、ですね」
にっこりと笑う彼に心臓の鼓動が早くなる。
俯き、黙ってしまった私に彼が言った。
「……また、来ますから」