「……最悪」
風邪をひいた、そう思って病院に行ったらインフルエンザの診断。
これで一週間ほど、ひきこもり決定。
【インフルエンザだって。
しばらく会えない】
メッセージを彼に送り、薬を飲んでベッドに潜り込む。
うとうとしてたら枕元の携帯がピコンとなった。
【大丈夫か?
帰りに寄る】
【は?
莫迦じゃないの?
うつるからダメ】
これでくることはないだろうと思ってたのに、――夜。
ピンポンと鳴ったチャイムに嫌な予感がしながらドアを開けると、彼が立ってた。
「差し入れ」
「ありがと。
……じゃなくてね!
莫迦じゃないの!?」
「マスクしてきたら大丈夫」
「そういう問題じゃなくてね!」
呆れてる私とは反対に、すました顔してあたまぽんぽんして彼は帰っていった。
残された私が実は、にやけていたことは内緒。
風邪をひいた、そう思って病院に行ったらインフルエンザの診断。
これで一週間ほど、ひきこもり決定。
【インフルエンザだって。
しばらく会えない】
メッセージを彼に送り、薬を飲んでベッドに潜り込む。
うとうとしてたら枕元の携帯がピコンとなった。
【大丈夫か?
帰りに寄る】
【は?
莫迦じゃないの?
うつるからダメ】
これでくることはないだろうと思ってたのに、――夜。
ピンポンと鳴ったチャイムに嫌な予感がしながらドアを開けると、彼が立ってた。
「差し入れ」
「ありがと。
……じゃなくてね!
莫迦じゃないの!?」
「マスクしてきたら大丈夫」
「そういう問題じゃなくてね!」
呆れてる私とは反対に、すました顔してあたまぽんぽんして彼は帰っていった。
残された私が実は、にやけていたことは内緒。