「おなかすいたね」
「そうだね」
翌日は休みとだけあって二人で夜更かししてたらおなかがぐーっと鳴った。
「……おなか、すいたね」
「……はぁーっ。
わかった。
なんか作るよ」
ため息をついて立ち上がった彼は私のあたまをぽんぽんすると、苦笑いを浮かべてキッチンに立った。
彼がキッチンで料理をしているのが好きだ。
だから時々、こうやって我が儘を言ってみる。
「うどんあった。
茹でるだけの奴」
そう言って目の前に置かれたどんぶりには、ちゃんと刻んだねぎに輪切りのちくわなんか載っている。
「ありがと。
いただきます」
「いただきます」
うどんの湯気に彼の眼鏡が曇る。
眼鏡を外した彼と目があった。
テーブルの上に手をつくと、彼は私の口端にキスをした。
「……ねぎ、ついてたよ」
……嘘つきめ。
「そうだね」
翌日は休みとだけあって二人で夜更かししてたらおなかがぐーっと鳴った。
「……おなか、すいたね」
「……はぁーっ。
わかった。
なんか作るよ」
ため息をついて立ち上がった彼は私のあたまをぽんぽんすると、苦笑いを浮かべてキッチンに立った。
彼がキッチンで料理をしているのが好きだ。
だから時々、こうやって我が儘を言ってみる。
「うどんあった。
茹でるだけの奴」
そう言って目の前に置かれたどんぶりには、ちゃんと刻んだねぎに輪切りのちくわなんか載っている。
「ありがと。
いただきます」
「いただきます」
うどんの湯気に彼の眼鏡が曇る。
眼鏡を外した彼と目があった。
テーブルの上に手をつくと、彼は私の口端にキスをした。
「……ねぎ、ついてたよ」
……嘘つきめ。