「君はほんと、誰にも、なんにでも、興味がないよね」
私の前で薄く笑ってる君。
いつも、そう。
微妙な笑みを張り付かせて、考えてることなんてまるで見せない。
なにをやっても淡々とこなし、でも決して熱中するってことはなく。
一度くらい、君がなりふりかまわず夢中になってるところを見てみたいと思う。
「……おまえにはそう、見えてるんだ」
「え?」
いつもと違うトーンの声。
ゆっくりと君の視線が私に向かい、ぶつかった。
絡まる視線。
捕らえられた獲物のように、逃げられない。
「俺が興味あるのは、おまえだけだっていうのに」
君の掌がゆっくりと私の頬を撫でる。
熱を帯びた瞳。
顔が近づいてきてその唇が私の唇に……ふれた。
「やっぱりおまえは面白い」
目を見開いたまま固まってる私に、右の口角だけ上げて君が笑う。
こんな君は初めてで。
心臓の鼓動を抑えられない。
私の前で薄く笑ってる君。
いつも、そう。
微妙な笑みを張り付かせて、考えてることなんてまるで見せない。
なにをやっても淡々とこなし、でも決して熱中するってことはなく。
一度くらい、君がなりふりかまわず夢中になってるところを見てみたいと思う。
「……おまえにはそう、見えてるんだ」
「え?」
いつもと違うトーンの声。
ゆっくりと君の視線が私に向かい、ぶつかった。
絡まる視線。
捕らえられた獲物のように、逃げられない。
「俺が興味あるのは、おまえだけだっていうのに」
君の掌がゆっくりと私の頬を撫でる。
熱を帯びた瞳。
顔が近づいてきてその唇が私の唇に……ふれた。
「やっぱりおまえは面白い」
目を見開いたまま固まってる私に、右の口角だけ上げて君が笑う。
こんな君は初めてで。
心臓の鼓動を抑えられない。