「せっかく休みなんだから、出掛けよう!」 急にツキトに腕をひかれた。 「ちょ…!待って!!化粧とか…」 そのままあたしを連れ出そうとするから、必死に抵抗するも、 「だから、アヤちゃんは、化粧なんてしなくても、十分綺麗だって!」 強引に腕を引かれて、外に出た。 「少し離れた場所に、車停めてあるんだ。」 歩きながら、ツキトがあたしに言った。 あたしの手首をあたり前のように、引いて。 .