ほとんど知らない相手に、こんなに心を開けるなんて。 ツキトの魅力なんだろう。 たぶん、男でも女でも、一瞬で取り込んでしまえるんだろう。 眩しいような、でもせつないような。 ツキトのことを、もっと知りたいと思った。 もっともっと、このままこの、ぬくい温度に触れていたいと。 「…アヤちゃん?どうした…?」 少し、不安げな表情であたしを覗きこんだ。 .