「…ご足労をおかけして…申し訳ないです…」



あんまり覚えてはいないけれど、確かに微かにそんな記憶がないような、あるような…。



「久し振りに呑んだんでしょ?今度からは必ず、俺と一緒に呑むこと。」



危なっかしくて、監視員が必要だよ。



少し顔をしかめた。



「…なんかもう…すみません…」



頭垂れたあたしに、



「でもね?元気になってきたみたいで、良かったよ。」



ね?手をしっかり繋いだまま、あたしの頭を撫でながら、優しい声でツキトが言った。



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