「お嫁さんにしてあげるよ。俺の。」 これ以上ないくらいの、笑顔を浮かべてそんな言葉を放った。 あぁ…やばい。突然のビックリ発言になぜか、顔が赤らむのがわかった。 「アヤちゃんさぁ。可愛いね。」 掴まれた手首が、ツキトの熱でぬくい。 「…と、友だちに何言ってんのよ!!」 俯きながら叫べば。 「なぁんだ。友だちだって認めてくれるんだ?」 「……。」 .