「…あ…の…。」



言い淀んだあたしに、


「…ん?なんですかー?」



少しあたしに、近づいた。



「…昨日は、助けて貰ったのに、お礼も言わずに居なくなって、…ごめんなさい。」



またも、自分のつま先を凝視しながら放った言葉。



「まぁ。今日来てくれたから、いいや。」



ぽん。あたしの頭に1度手をおいた。



「んで?まぁた君は、水だけですか?」



言ったでしょ?ホントに死んじゃうよ?



あたしの手を取った。



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