食事の採らなすぎで貧血になったあげく、ほとんど知らない同年代の男に抱き留めてもらったなんて。


今更のように沸いてきたのは、羞恥心で。



体調も良くなってきたし、もうすぐ仕事が始まる時間だし。



自分に様々な言い訳をつけて、公園の出口に足早に向かった。



助けて貰ったのだけれど、本当はお礼を言わなければならないのだけれど。


今はこの羞恥心に耐えられる心境じゃない。




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