冬空の下、ただただツキトを待つ時間は、切なくもなんだか甘い。 メールしたけれど、もしかしたら見てないかもしれないし、仕事が忙しくて時間がないかもしれない。 もちろん、もうあたしに会いたくない可能性だって十分にある。 それでも、ツキトだけを想って、ツキトのことだけを考えていられるこの時間は、あたしにとてつもない幸福感を与えてくれる。 ツキトが話しかけてくれたベンチや、公園の景色。 ツキトとの想い出に、溢れている。 .