あたしを優しい目で見つめる、ツキト。 あたしも精一杯の想いをこめて、見つめ返した。 あたしたちの間を流れる、優しい空気。 「…あ…れ?綾ちゃん!」 すれ違いざまに、誰かに腕を掴まれた。 「…え…?」 掴まれた腕は、その部分だけが熱い…。 ツキトのぬくい体温に慣れすぎたあたしにはヒリヒリするほど…。 .