「ツキトごめん!待った…よね?」 ハザードを出して、駅前のロータリーに停車していたツキトの黒い四駆。 運転席側の窓を、こんこんと叩いたら、窓を開けてくれたツキトに手を合わせた。 「全然、大丈夫…ってか!アヤちゃん、可愛いー!!」 駅裏にある、行きつけの美容室に行ってきたあたし。 ロングの髪の毛に、緩いパーマをかけていたけれど、すごく絡まってしまうし、傷みも気になっていた。 .