迷った挙げ句、電話するのは無しにして、ツキトの言いつけ通り、紅茶を淹れることにした。 ポットに2人ぶんのお湯を沸かしたりして、自分自身に呆れてみたり。 いいんだ、いいんだ。ツキトのぶんはあたしが飲めば。 鼻歌を歌いながら、紅茶を淹れる。 そうだ!!こないだ鼻歌を歌ったら、『アヤちゃん、へたくそー』って、言われたんだっけ。 ツキトなんて、知らないんだから。 嘘。また早く、逢いたいな…。 .