そんな心配は杞憂に終わった。ツキトと出逢えたおかげで。



あんなに不安で不安でたまらなかったのに、ツキトときたら、そんな心配なんて必要ないほどの笑顔をあたしにくれる。



明るくて明るくて。



消えてしまいたい。新月のように。



そんな風に思っていたあたしに、満月が訪れたみたいだった。



ツキトといられる毎日は、今やあたしの『糧』だ。




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