あたしの伝えた想いは、メールで返されるような軽いものだったんだよね？あの人から見れば。



あんなに優しくしてくれたのに。



あんなに近くにいたのに。



あんな言葉をくれたのに。




「だからね？怖いんだ。人の気持ちが変わるのが。わかってはいるんだよ？気持ちなんてちょっとしたことで変わるから。」



だけど、ね…



続けようとしたあたしを、ツキトの言葉が遮った。



「アヤちゃんが怖いのは、裏切られることなんじゃないの？」



ツキトの声があまりにも優しくて、下を向いていた気持ちが少しずつ前を向ける気がした。



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