その夜のこと。ツキトと晩御飯を食べている。



「はい。どーぞ。」



シーザーサラダを小皿に取り分けて、ツキトに渡した。



「ありがとう。おー、うまそー!」



一瞬触れたツキトの指先は、やっぱりぬくい。



オムライスやパスタも頼んで、シェアしながら食べた。



何度目だろう?こうしてツキトとご飯を食べるのは。



これからも続いていくんだろうか?



いつか突然、ツキトにも見放されてしまうんだろうか?



.