あぁ…やばいかもしれない。



水だけで過ごした昼休み。



ベンチから立ち上がったら、目の前がぐるぐる廻っている。



立ち眩んだ目の奥に、日差しが容赦なく照りつけてくる。



気持ち悪いし、なんだかこのまま倒れてしまいそうで、



ベンチに手を突いて、そのまましゃがみ込んだ。



こうやって、具合が悪そうにしてたって、誰も助けてなんてくれない。



だって、あたしだもの。



いつもいつも、1番になんてなれない、あたしだもの。




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