「…。」


長老は何も言わない。


「そんなの本当かどうかなんて分からないさ!タユは救世主であろうがなんだろうが幸せになるに決まってる!」


父は母を慰めた。


母は泣きながら父の言葉に深く頷き、父と一緒に長老の部屋をでていった。


「どうであれ、我々はタユの運命を受け入れていかなければならないのだよ…。」


と長老は一言呟いた…