光界では最も小さく、山奥にある、名もなき村。


この村の長老には少しばかりの特殊な能力があった。その名を占術。明日に起こることを予知することができるのだ。


そんなところに、ある晴れ渡った日に小さな生命が誕生した。


名を「タユ」。


村1番の美女と長老の息子である村1番の美男子との間にうまれた。


だが変なことに両親の髪の毛はブラウンなのにタユの髪の色はスカイブルー。


奇妙に思った2人は長老にこのことを報告しに行った。