魔界と光界の均衡は徐々に崩れつつあった。


光界の人口はみるみるうちに減り、平和だった頃の3分の2にまでに達した。


光界には皇帝はいたが、酷い病気を患い、対策どころでは無かった…


しかし、光界には「聖騎士」と呼ばれる者達がいる軍隊があり、怪物を倒すことができたので人々の唯一の救いであった。


だが怪物はいつどの村を襲撃するのか分からず、聖騎士達が駆け付けた時にはもう村は跡形もなく無くなっていた、というのがほとんどであった…


もう光界は滅びてしまうのではないか…


そう思うのも仕方のないことであった…