馬車に乗っても私の機嫌が良くならなかったのか言い訳を始めた。



「パパの金眼は凄い力なのにあんなか弱い子に使おうとしちゃ駄目でしょ?」



まぁ...ほんのちょっぴりざまぁとは思ったけれどそれは絶対に口に出さない。



「よく、勉強している。お前もそろそろ使えるんじゃないか」



なんか、、話題地味に逸らそうとしてるし...



私も金眼は使える...だけど自然を自由に操るというのは凄く体力も魔力も使うんだよね



本で調べたけど金眼の使いすぎで死んだ皇族も居るんだとか...


皇族の中でももっと稀の力"金眼"



それに精霊とか天使とか呼び出すのにも相当な魔力量を持っていかれる



そんなパパみたいに軽々使えないんだよ...



そして私はパパに言ってない。"自然を操る権能"を持っていることを



初代カルセリオンだけが扱えた権能



「そうかもしれないね...」



そんな力前世では一ミリも知らなかった...本当は才能にも精霊達にも愛されていたってことを



なんて愚かな私だったんだろう



だからこそ前世のような事にはならないようにしっかり勉強して力をつけなきゃ!