なら、3歳まで何としてでもエリアーナの皇宮入りを止めなくちゃ!!



でも、どうしたら...



ぐぅーーー...



そ、そういえばお腹減った...いっちょ泣いてみますか、、



「うっ...うわぁ〜ん!」



「んだようっせーなほらよ。」




無理やり口に突っ込んできたミルク瓶




もっと優しくしてよね...って冷たっ!!



あ、有り得ないわ...こんなか弱い赤ちゃんにこんな冷たいミルクを飲ませるなんて!!



プンスカと怒りながらお腹は減っているのでしっかりと完食した。




─数ヶ月が経ち私は5月1日の誕生日を迎えた。



そして思い出したことがある。




皇族の証と言ってもいい純白の白髪は染めてもその色は再現出来ない程に白くキメ細やかな髪。




そしてまるで本物の金かのような色合いにダイヤモンドのようにキラキラと輝く瞳、黄金の"金眼"と呼ばれその瞳は絶大な"神の権能"と言われる能力があった。




人を支配する権能、心の声が聞こえる権能、動物に好かれる権能、そして一番"神の権能"に相応しい自然を操る権能がある。