皇女様は陛下に抱きつき泣いた振りをしている



ギロっと陛下は私を睨む、その目は殺気がこもっていてその場に崩れ落ちるしか無かった。



『ち、違うんですっ...私は何もしてませんっ友人だって婚約者だって奪っていません!!そうよね3人ともっ!』



バッと3人の所に振り向くと慌てたようにそっぽ向く。



な、なんでっ...



ま、まさか貴方達も皇女様の味方、、



『貴様は皇女を侮辱した不敬罪だ。その身を持って償え。』



ま、まって、そんな、、やっと...やっと本当のお父様に会え、、



そ、そうだ私が皇女だと証明すれば!色変わりの薬もあと数分で効力が切れる。それまでどうにかして持ちこたえなきゃ!



『リズナリアっ...リズナリアっ!!』


この声...フィオナ伯爵



『お、お父様...』



『貴様はフィオナ伯爵だったか、ではこの娘は養子か。』



殺気の満ちた瞳はフィオナ伯爵にも向けられ周りもその覇気に腰を抜かしている人も多かった



『へ、陛下っ申し訳ありませんっ!!この愚娘はどう処分しても宜しいので私だけはどうかっ!!』