その願い通り、律君の火照った肉体が私の体にまきついて、まるで自分が捉えられた獲物みたいに思えた。


『離さないから、絶対に』


『律君…好き』


また自分の想いを口に出した。


『…嬉しいよ、俺の方が何倍も愛してるけどな』


そう言って律君は、私の体を愛撫した。


その最高のテクニックの虜になるまでに時間はかからなかった。


『待って…これ以上は、ここじゃ嫌』


『なら、あっちに行こう』


律君は、奥の従業員用の控え室の長めのソファに私を座らせた。


全裸になった私。


きっと顔が真っ赤だよね…


でも、そんな恥じらいもすぐに消え、私はただの卑猥な女になっていた。


「誰?」って思うほど、自分でも初対面の自分。


快感を自ら求めてる。


律君の激しい攻めを欲しがってるんだ。


『ねえ、こうしたらどうなるの?』


『ダメだよ、そんなことしたら私…』