『前にも言うたけどさ。ほんまに夢芽は可愛いんやから自信持って前に1歩踏み出し。今がその時やで。ほんまにこのチャンス逃したらあかん。んで、どっちが好きなん?』
明音は私の顔を覗き込んだ。
『今はね、まだわからない。明音の言ってくれてることもわかるんだけど、でもどちらを選んだとしても…やっぱり怖くて。浮気とか、体の関係が無かったにしても、心変わりとか…人間の気持ちなんてわからないから』
また心がキュッとして、ちょっとだけ痛くなった。
『でもな、人間、1回や2回、いや、3回、4回…って失敗したとしても、またその度に前を向いたらいいんちゃう?恋愛でも恋愛でなくても、挑戦するって大事やん』
『ま、まあ、そうだけど…』
『私さ、夢芽があいつのことをめっちゃ好きやったん知ってるからさ。だから次に進むの怖いっていう夢芽の思いを尊重してきたつもりやで。だけどな、律君も店長さんも誠実に夢芽に告白してくれたんやで。あいつとは違う。全然違うって』
明音は私の顔を覗き込んだ。
『今はね、まだわからない。明音の言ってくれてることもわかるんだけど、でもどちらを選んだとしても…やっぱり怖くて。浮気とか、体の関係が無かったにしても、心変わりとか…人間の気持ちなんてわからないから』
また心がキュッとして、ちょっとだけ痛くなった。
『でもな、人間、1回や2回、いや、3回、4回…って失敗したとしても、またその度に前を向いたらいいんちゃう?恋愛でも恋愛でなくても、挑戦するって大事やん』
『ま、まあ、そうだけど…』
『私さ、夢芽があいつのことをめっちゃ好きやったん知ってるからさ。だから次に進むの怖いっていう夢芽の思いを尊重してきたつもりやで。だけどな、律君も店長さんも誠実に夢芽に告白してくれたんやで。あいつとは違う。全然違うって』