そうこうしてるうちに、やっと外に出られた。
目の前が明るくなってホッとする。
『うわ、血が出てるよ!』
幸斗が私の足を見て叫んだ。
『嘘っ』
暗くて気づかなかったけど、よく見たら足首辺りに切り傷が出来てほんの少しだけ血がにじんでた。
『夢芽、大丈夫なん?』
『あっ、こんなのかすり傷だから。痛くないし』
『ねえ、だったら早く次行こうよ~時間もったいないから~』
沙織ちゃんが律君の腕を引っ張って言った。
『本当に痛くないのか?』
それを制しながら、律君が気にして言葉をかけてくれた。
『あ、うん、痛くないよ。心配しないで。時間本当にもったいないよ』
『でも血が出てる。小さな怪我でもバカにしたらダメだ。ちょっと待ってろ』
律君は、たまたま近くにあった水道でサッとハンカチを濡らし、傷を優しく丁寧に拭いてくれた。
目の前が明るくなってホッとする。
『うわ、血が出てるよ!』
幸斗が私の足を見て叫んだ。
『嘘っ』
暗くて気づかなかったけど、よく見たら足首辺りに切り傷が出来てほんの少しだけ血がにじんでた。
『夢芽、大丈夫なん?』
『あっ、こんなのかすり傷だから。痛くないし』
『ねえ、だったら早く次行こうよ~時間もったいないから~』
沙織ちゃんが律君の腕を引っ張って言った。
『本当に痛くないのか?』
それを制しながら、律君が気にして言葉をかけてくれた。
『あ、うん、痛くないよ。心配しないで。時間本当にもったいないよ』
『でも血が出てる。小さな怪我でもバカにしたらダメだ。ちょっと待ってろ』
律君は、たまたま近くにあった水道でサッとハンカチを濡らし、傷を優しく丁寧に拭いてくれた。