うわ、私…
気づいたら思いっきり律君にしがみついてた。
律君の左半分の体に、無意識に助けを求めてしまってたんだ。
『ご、ごめん。演技じゃないよ、ちょっとびっくりして』
私はすぐに離れた。
『好きに使えばいいから、俺の体。こんなデカいゾンビが来たら誰でも驚く』
その冷静な言葉に、そのでっかいゾンビは頭をかきながらバツが悪そうにドアの中に消えた。
律君…ありがとう。
『さあ、気を取り直して行くで、って。うわ!』
『うわー!』
ちょうど前を歩く明音と幸斗の上から何かロープみたいなのが急に垂れ下がった。
驚いた明音が、とっさに幸斗に抱きつく。
さっきの私みたいに。
明音の顔、幸斗の胸の辺りに完全に埋もれてる。
私も一瞬びっくりしたけど、その2人の光景に思わず嬉しくなった。
『ご、ごめんな、幸斗。あ~びっくりした。こんな紐みたいなん、不意打ちやし。ほんまズルいわ』
気づいたら思いっきり律君にしがみついてた。
律君の左半分の体に、無意識に助けを求めてしまってたんだ。
『ご、ごめん。演技じゃないよ、ちょっとびっくりして』
私はすぐに離れた。
『好きに使えばいいから、俺の体。こんなデカいゾンビが来たら誰でも驚く』
その冷静な言葉に、そのでっかいゾンビは頭をかきながらバツが悪そうにドアの中に消えた。
律君…ありがとう。
『さあ、気を取り直して行くで、って。うわ!』
『うわー!』
ちょうど前を歩く明音と幸斗の上から何かロープみたいなのが急に垂れ下がった。
驚いた明音が、とっさに幸斗に抱きつく。
さっきの私みたいに。
明音の顔、幸斗の胸の辺りに完全に埋もれてる。
私も一瞬びっくりしたけど、その2人の光景に思わず嬉しくなった。
『ご、ごめんな、幸斗。あ~びっくりした。こんな紐みたいなん、不意打ちやし。ほんまズルいわ』