どうしたらいいかわからないけど、とにかくわがままは言っちゃダメな気がした。
『ごめんね、本当に私、お化け屋敷とかホラー系は苦手で。心臓止まらないか心配なくらいだから。行くけどみんなで一緒でもいい?』
『そうだな。みんなで行こう』
律君の掛け声で、沙織ちゃんも機嫌を治してくれたみたいで良かった。
でも…本当に怖いな。
苦手過ぎて、小学生以来立ち入ってこなかった世界なのに。
今から足を踏み入れなきゃいけないと思うと心臓が縮みそうになる。
門をくぐると、真っ暗な闇が広がった。
背筋が冷たくて、早速逃げ出したくなる。
明音と幸斗が少し前を歩き、私は明音の背中に隠れながら進んだ。
その後ろで律君の腕に沙織ちゃんがしがみついて…
1歩ずつ進むと、心拍数が徐々に上がっていった。
案の定、ゾンビが出てくる度に過度の叫び声をあげてしまって、明音に耳を塞がれる始末。
ダメだ、声を押し殺すとか出来ない。
『大丈夫?ギブアップする?』
幸斗が心配して言ってくれた。
『ごめんね、本当に私、お化け屋敷とかホラー系は苦手で。心臓止まらないか心配なくらいだから。行くけどみんなで一緒でもいい?』
『そうだな。みんなで行こう』
律君の掛け声で、沙織ちゃんも機嫌を治してくれたみたいで良かった。
でも…本当に怖いな。
苦手過ぎて、小学生以来立ち入ってこなかった世界なのに。
今から足を踏み入れなきゃいけないと思うと心臓が縮みそうになる。
門をくぐると、真っ暗な闇が広がった。
背筋が冷たくて、早速逃げ出したくなる。
明音と幸斗が少し前を歩き、私は明音の背中に隠れながら進んだ。
その後ろで律君の腕に沙織ちゃんがしがみついて…
1歩ずつ進むと、心拍数が徐々に上がっていった。
案の定、ゾンビが出てくる度に過度の叫び声をあげてしまって、明音に耳を塞がれる始末。
ダメだ、声を押し殺すとか出来ない。
『大丈夫?ギブアップする?』
幸斗が心配して言ってくれた。