「美聡、どうしたの?」
どうにか公園へやってきた美聡は東屋のベンチに倒れ込むようにして横になった。
それを見たセナが心配してかけよってくる。
「ちょっと……変なものを見て」
「変なもの?」
聞かれて、ついさっき見たものを言うべきかどうか悩んだ。
言ってみんな信じてくれるかどうかわからない。
昔4組があったことだって知っている子は少ないかもしれない。
「……ううん、なんでもない」
呼吸が落ち着いてきた美聡はようやく上半身を起こしてそう答えた。
今日は別の怖い話を披露しなきゃいけないんだ。
今見たことを更に話す気にはなれなかった。
でも、瑞穂が言っていた4組の怪異も本当だったのだとわかった。
この学校には自分の知らない話がたくさんありそうだ。
でもそれは知らないままでいい。
どうにか公園へやってきた美聡は東屋のベンチに倒れ込むようにして横になった。
それを見たセナが心配してかけよってくる。
「ちょっと……変なものを見て」
「変なもの?」
聞かれて、ついさっき見たものを言うべきかどうか悩んだ。
言ってみんな信じてくれるかどうかわからない。
昔4組があったことだって知っている子は少ないかもしれない。
「……ううん、なんでもない」
呼吸が落ち着いてきた美聡はようやく上半身を起こしてそう答えた。
今日は別の怖い話を披露しなきゃいけないんだ。
今見たことを更に話す気にはなれなかった。
でも、瑞穂が言っていた4組の怪異も本当だったのだとわかった。
この学校には自分の知らない話がたくさんありそうだ。
でもそれは知らないままでいい。