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トイレから戻ってくるとさっそく瑞穂が待ち構えていた。
怖い話をしたくてうずうずしていたようで、教室に入ってきた美聡に駆け寄ってくる。
「待ってたよ。さぁ、次の話をしよう!」
瑞穂は目を輝かせてそういったのだった。
次の話もこの学校での出来事だった。
「この学校の4年4組の怪異っていうお話なんだけどね」
「4年4組?」
美聡は眉を寄せて瑞穂を見つめた。
この学校はすべての学年が3組までしかなくて、4年4組なんて存在しない。
しかし瑞穂は笑みを浮かべたまま話を続けた。
「そう、今はないよね。だけど昔はあったんだよ。この辺に子供がまだまだ多かった時代、特に4年生の人数が増えて一組多くなっていたの」
本当だろうか?
大人に聞けばわかることだから、今は口を挟まずにおいた。
トイレから戻ってくるとさっそく瑞穂が待ち構えていた。
怖い話をしたくてうずうずしていたようで、教室に入ってきた美聡に駆け寄ってくる。
「待ってたよ。さぁ、次の話をしよう!」
瑞穂は目を輝かせてそういったのだった。
次の話もこの学校での出来事だった。
「この学校の4年4組の怪異っていうお話なんだけどね」
「4年4組?」
美聡は眉を寄せて瑞穂を見つめた。
この学校はすべての学年が3組までしかなくて、4年4組なんて存在しない。
しかし瑞穂は笑みを浮かべたまま話を続けた。
「そう、今はないよね。だけど昔はあったんだよ。この辺に子供がまだまだ多かった時代、特に4年生の人数が増えて一組多くなっていたの」
本当だろうか?
大人に聞けばわかることだから、今は口を挟まずにおいた。