だけどやっぱりそこにはなにもない空間が広がっているばかりだ。
「焦っちゃダメだ。ここまでうまくいってるんだから、ちゃんと最後まで待とう」
実が真面目くさった表情で言い、直人は頷く。
そして話をしていない残りのメンバーへと視線を向けた。
「次は誰が話す?」
直人に聞かれてすぐに手を上げたのは真紀だった。
真紀は本が大好きで、カイダン系の話もよく読んでいるらしい。
だからこのメンバーの中では怖い話を落ち着いている聞いている方だった。
「次はあたしでいいかな? 実はもう怖い話を聞いてきたの。だから明日みんなに披露するね」
真紀は自信満々に胸をはってそう言ったのだった。
「焦っちゃダメだ。ここまでうまくいってるんだから、ちゃんと最後まで待とう」
実が真面目くさった表情で言い、直人は頷く。
そして話をしていない残りのメンバーへと視線を向けた。
「次は誰が話す?」
直人に聞かれてすぐに手を上げたのは真紀だった。
真紀は本が大好きで、カイダン系の話もよく読んでいるらしい。
だからこのメンバーの中では怖い話を落ち着いている聞いている方だった。
「次はあたしでいいかな? 実はもう怖い話を聞いてきたの。だから明日みんなに披露するね」
真紀は自信満々に胸をはってそう言ったのだった。