☆☆☆
再び実からの連絡が入ったのは翌日の昼間だった。
母親が用意して行ってくれたチャーハンを食べ終えて、昨日聞いた怖い話を練習していたときだった。
「もしもし?」
『よぉ和輝。調子はどうだ?』
やけに明るい声が聞こえてきて一旦受話器を遠ざけた。
どこにいるのか、電話の奥からは喧騒が聞こえてくる。
「別に、いつも通りだけど」
『今駅にいるんだ、遊びに来ないか?』
その誘いを一瞬断ろうかと思った。
これから夕方にかけて怖い話の練習をするつもりでいたのだ。
でも、口を開きかけた瞬間気が変わった。
少しは気分転換をしたほうが、上手に話せるかもしれない。
再び実からの連絡が入ったのは翌日の昼間だった。
母親が用意して行ってくれたチャーハンを食べ終えて、昨日聞いた怖い話を練習していたときだった。
「もしもし?」
『よぉ和輝。調子はどうだ?』
やけに明るい声が聞こえてきて一旦受話器を遠ざけた。
どこにいるのか、電話の奥からは喧騒が聞こえてくる。
「別に、いつも通りだけど」
『今駅にいるんだ、遊びに来ないか?』
その誘いを一瞬断ろうかと思った。
これから夕方にかけて怖い話の練習をするつもりでいたのだ。
でも、口を開きかけた瞬間気が変わった。
少しは気分転換をしたほうが、上手に話せるかもしれない。