☆☆☆
ゲーセンの隣にある公園はとても静かだった。
公園の真ん中は遊歩道が突っ切っているけれど、散歩している人の姿もない。
「この公園がここまで静かなのは珍しいなぁ」
恭平が木製のベンチに座りながらつぶやく。
実も隣に座った。
ベンチは熱を持っていてお尻が熱い。
「恭平は毎日ゲーセンに来てるのか?」
「あぁ。さっきも言った通り、他の受験生みたいにヒーヒー言わなくても平気だしな」
「ふぅん?」
高校生のことはよくわからないから、そういうものなのかと納得するしかない。
恭平はゲーセンで遊んでいるだけで、別に悪いことしているわけでもないし、派手な見た目をしているわけでもない。
ただ、制服姿でいるところを見たこともなかった。
本当に高校生なのかどうかも怪しい。
それでも実にとって、恭平は恭平。
大切な友人の1人だった。
ゲーセンの隣にある公園はとても静かだった。
公園の真ん中は遊歩道が突っ切っているけれど、散歩している人の姿もない。
「この公園がここまで静かなのは珍しいなぁ」
恭平が木製のベンチに座りながらつぶやく。
実も隣に座った。
ベンチは熱を持っていてお尻が熱い。
「恭平は毎日ゲーセンに来てるのか?」
「あぁ。さっきも言った通り、他の受験生みたいにヒーヒー言わなくても平気だしな」
「ふぅん?」
高校生のことはよくわからないから、そういうものなのかと納得するしかない。
恭平はゲーセンで遊んでいるだけで、別に悪いことしているわけでもないし、派手な見た目をしているわけでもない。
ただ、制服姿でいるところを見たこともなかった。
本当に高校生なのかどうかも怪しい。
それでも実にとって、恭平は恭平。
大切な友人の1人だった。