☆☆☆
クラスメートには会えたものの、肝心の怖い話を聞き出すことはできなかった。
「やっぱりゲーセンとかじゃダメか。明日学校に行ってから探すほうがいいよなぁ」
学校内なら生徒からも先生からも話を聞くことができる。
何百人と集まる場所だから怖い話の1つや2つ聞くことができそうだった。
「仕方んぇ、今日はもう帰るか」
家に帰るとまだ母親が怒っているかもしれないけれど、仕方ない。
このままゲーセンにいたって遊ぶお金もないし。
そう思って出口へ向かい始めたとき、誰かが実の手を掴んで引き止めていた。
飯田かと思って振り向くと、そこに立っていたのは実よりも背の高いゲーセンの常連客である高校生だった。
「恭平!」
実はつい笑顔になっていた。
高校生の恭平とはこのゲーセンで知り合って仲良くなった。
クラスメートには会えたものの、肝心の怖い話を聞き出すことはできなかった。
「やっぱりゲーセンとかじゃダメか。明日学校に行ってから探すほうがいいよなぁ」
学校内なら生徒からも先生からも話を聞くことができる。
何百人と集まる場所だから怖い話の1つや2つ聞くことができそうだった。
「仕方んぇ、今日はもう帰るか」
家に帰るとまだ母親が怒っているかもしれないけれど、仕方ない。
このままゲーセンにいたって遊ぶお金もないし。
そう思って出口へ向かい始めたとき、誰かが実の手を掴んで引き止めていた。
飯田かと思って振り向くと、そこに立っていたのは実よりも背の高いゲーセンの常連客である高校生だった。
「恭平!」
実はつい笑顔になっていた。
高校生の恭平とはこのゲーセンで知り合って仲良くなった。