「まぁ、それは置いといて……もう女遊びはする気ない」

そう言えば、パァっと目を見開いた虹恋。

ベッドから降りて、俺の目の前に来た。

「ほ、ほんとに?」

ちょ、近すぎるだろこれは……っ。

俺を見上げるように四つん這いになる虹恋が幼く見えてやばい。

「ん。ほんとだよ」

「……陽遊くんよりもかっこいい人なんかいないから学校で有名なのは当たり前だけど、私の知らない陽遊くんになっちゃうみたいで怖かった」

ギュッと俺のTシャツを掴んできた。

っ……。

「……安心して?俺のことを一番知ってるのは虹恋だけだから」

抱きしめたいけど……何とか抑えて虹恋の頭を撫でた。