「これで全部?」
エイモンが銃弾を込めながら訊ねる。イヅナとツヤは顔を見合わせ、「まだ悪魔がいる」と返す。
「でも、こんなに農園の端から端まで走り回ったのに悪魔なんていないわよ」
チェルシーがナタについた血を拭いながら言う。確かにチェルシーの言う通りだ。経営者である悪魔たちは一体も姿を見せていない。
「一体どこにいるんだ……」
レオナードが汗を拭い、息を大きく吐く。イヅナたちは悪魔たちを探して歩き、中庭にまで来ていた。
中庭はアレス騎士団と妖との戦いのせいで、生えていたであろう植物は踏み倒され、荒れている。そして、重く暗いオーラが漂っている。
「あそこ!」
エイモンが指差した先には別館があり、その屋上に姿を見せなかった悪魔たちとイヴァン、そして着物の上に白衣を羽織った男性がイヅナたちを見下ろしている。
「こんにちは〜、派手に暴れてくれたね〜!」
イヴァンがニコニコと笑いながら言う。その隣で悪魔たちがブツブツと何かを話している。
エイモンが銃弾を込めながら訊ねる。イヅナとツヤは顔を見合わせ、「まだ悪魔がいる」と返す。
「でも、こんなに農園の端から端まで走り回ったのに悪魔なんていないわよ」
チェルシーがナタについた血を拭いながら言う。確かにチェルシーの言う通りだ。経営者である悪魔たちは一体も姿を見せていない。
「一体どこにいるんだ……」
レオナードが汗を拭い、息を大きく吐く。イヅナたちは悪魔たちを探して歩き、中庭にまで来ていた。
中庭はアレス騎士団と妖との戦いのせいで、生えていたであろう植物は踏み倒され、荒れている。そして、重く暗いオーラが漂っている。
「あそこ!」
エイモンが指差した先には別館があり、その屋上に姿を見せなかった悪魔たちとイヴァン、そして着物の上に白衣を羽織った男性がイヅナたちを見下ろしている。
「こんにちは〜、派手に暴れてくれたね〜!」
イヴァンがニコニコと笑いながら言う。その隣で悪魔たちがブツブツと何かを話している。