「あらぁ、おかえり」
家に入るとばーちゃんが来てて、みたらし団子を開けていた。
「手洗っておいでぇ」
「マジで!わーい!」
ランドセルを下ろして、その辺に置いたまま洗面所まで走った。
「あら、めいちゃんは?」
後から入って来た大志にばーちゃんが聞いた。
「…今日来ないって」
お前までさみしそうな顔するなよっ。
…オレまでさみしくなる。
「「いっただきます!」」
「わしも食べようかな」
じーちゃんも来て、4人でみたらし団子を食べる。いつもと違った雰囲気にじーちゃんもすぐに気付いた。
「今日芽衣は?一緒じゃないのか?」
「………うん」
大志がみたらしを食べる手を止めた。
「もううち来ないかなぁ…」
泣きそうな声で。
だからこうゆう時双子は嫌なんだ。
絶対そんな風に出来てるんだ。
どっちかが泣いたらかたっぽも泣くように、出来てるんだと思う。
「もう遊んでくれなくなったらやだなぁ…」
うわーんと隣で泣き始めるから、だからオレまで涙が出て来た。
なんで芽衣来ないんだよっ!
いつも一緒に遊んでるのに!!
ばーちゃんとじーちゃんが“どうしたの?”って困ったように聞いた。泣きながらで、うまく言えないオレたちの話をゆっくり聞いてくれた。
なんで芽衣が今日泣きだしたのか…
「それは、めいちゃんさみしかったんじゃないのかね?」
「「さみしかった??」」
必死に涙を拭きながら聞いた。
「怜くんはいても、自分だけ…違ったみたいでさみしかったんじゃないのかねぇ」
違った、ってよくわからなかった。何が違ったのか。
「芽衣も一緒だと思ってたんじゃないかなぁーとわしも思うよ」
「「なんで?一緒だと思ってたってなに??」
ほら大志も同じこと思ってた!
「なんでって…、ねぇおじいさん?」
「うーん…」
大志と2人首をかしげた。
「「キョーダイじゃなくても血が繋がってなくても芽衣と一緒にいるのは変わらないのに?」」
なんで芽衣はそう思ってないの?
そんなのもうどーでもいいぐらいずっと一緒じゃん!
オレはそれがさみしかった!
「…そうねぇ!変わらないわねぇ、一緒よ。一緒」
「うんうん、一緒じゃなぁ」
ばーちゃんとじーちゃんが笑った。
ばーちゃんとじーちゃんが笑ったら、たぶん大丈夫だ。
世界一癒される2人の笑顔、そしたら芽衣だって…
家に入るとばーちゃんが来てて、みたらし団子を開けていた。
「手洗っておいでぇ」
「マジで!わーい!」
ランドセルを下ろして、その辺に置いたまま洗面所まで走った。
「あら、めいちゃんは?」
後から入って来た大志にばーちゃんが聞いた。
「…今日来ないって」
お前までさみしそうな顔するなよっ。
…オレまでさみしくなる。
「「いっただきます!」」
「わしも食べようかな」
じーちゃんも来て、4人でみたらし団子を食べる。いつもと違った雰囲気にじーちゃんもすぐに気付いた。
「今日芽衣は?一緒じゃないのか?」
「………うん」
大志がみたらしを食べる手を止めた。
「もううち来ないかなぁ…」
泣きそうな声で。
だからこうゆう時双子は嫌なんだ。
絶対そんな風に出来てるんだ。
どっちかが泣いたらかたっぽも泣くように、出来てるんだと思う。
「もう遊んでくれなくなったらやだなぁ…」
うわーんと隣で泣き始めるから、だからオレまで涙が出て来た。
なんで芽衣来ないんだよっ!
いつも一緒に遊んでるのに!!
ばーちゃんとじーちゃんが“どうしたの?”って困ったように聞いた。泣きながらで、うまく言えないオレたちの話をゆっくり聞いてくれた。
なんで芽衣が今日泣きだしたのか…
「それは、めいちゃんさみしかったんじゃないのかね?」
「「さみしかった??」」
必死に涙を拭きながら聞いた。
「怜くんはいても、自分だけ…違ったみたいでさみしかったんじゃないのかねぇ」
違った、ってよくわからなかった。何が違ったのか。
「芽衣も一緒だと思ってたんじゃないかなぁーとわしも思うよ」
「「なんで?一緒だと思ってたってなに??」
ほら大志も同じこと思ってた!
「なんでって…、ねぇおじいさん?」
「うーん…」
大志と2人首をかしげた。
「「キョーダイじゃなくても血が繋がってなくても芽衣と一緒にいるのは変わらないのに?」」
なんで芽衣はそう思ってないの?
そんなのもうどーでもいいぐらいずっと一緒じゃん!
オレはそれがさみしかった!
「…そうねぇ!変わらないわねぇ、一緒よ。一緒」
「うんうん、一緒じゃなぁ」
ばーちゃんとじーちゃんが笑った。
ばーちゃんとじーちゃんが笑ったら、たぶん大丈夫だ。
世界一癒される2人の笑顔、そしたら芽衣だって…