毎朝一緒に学校へ行って、帰りも3人で帰って来る。
私たちのあたりまえのようにあった日常が少しずつ壊れ始めた。
「俺部活だから」
「…そっか、私先帰るね」
「じゃあ芽衣一緒に帰ろうよ」
「ごめん、寄ってくとこあるから1人で帰るね」
駆け足で教室を出ていく。
一緒にいるのは家が隣だから、そう思ってた。
だけど離れてみてわかったのは家が隣だとかそーゆうのは関係なかったのかもしれないってこと。
学校にだってそれぞれ友達はいるし、別々に過ごすのは以外にも簡単だった。お互いの家に遊びに行くのだってあたりまえじゃなかったんだね。
「プラスさん!」
廊下を歩く私を後ろから呼ぶ声がした。
「あ、梨々ちゃん」
「私プラスさんに梨々ちゃんなんて呼ばれてたんですね」
「あっ」
勝手に私が呼んでただけだったそれは。馴れ馴れしく口にしてしまった。
「まぁ…なんでもいいんですけど。ここずっとプラスさんがプラスさんじゃなくて私としても残念なんですよ」
「ん?ちょっと言ってる意味がわからないんだけど??」
「もうずっと一緒にいないじゃないですか、双子さんたちと」
「あー…、そーゆうこともあるよ」
「いいんですか?今のあだ名ノットプラスですよ?」
私の知らないとこでまた違う呼び名が増えていた。
「…もういいよ、この際呼び名は。てか梨々ちゃんはそっちのがいいんでしょ?私がいない方がいいんじゃない?」
「そーですねー…、そうですね!…でも双子さんも一緒にいないですからね」
「………。」
「2人が一緒にいないと意味ないんです!…でもきっとそこにはプラスさんがいないともっと意味ないんじゃないですか?」
「…梨々ちゃんって案外優しいんだね」
「全然優しくないですよ!私は双子さんたちが仲良くしてるのを隠し撮りしたいんです!!」
「…へぇ、そーなんだ」
「だからどーにかしてくださいよっ!!」
どーにかって…それじゃあ結局私はどこまでも双子+1のプラスじゃん。
…なんて大志も奏志も思ってないの知ってるけど。
私だって嫌だよ、私のせいで2人がケンカしたままなんて私が1番嫌だよ。
でも私のせいだからこそ、どうしたらいいかわからないんだよ…。
私たちのあたりまえのようにあった日常が少しずつ壊れ始めた。
「俺部活だから」
「…そっか、私先帰るね」
「じゃあ芽衣一緒に帰ろうよ」
「ごめん、寄ってくとこあるから1人で帰るね」
駆け足で教室を出ていく。
一緒にいるのは家が隣だから、そう思ってた。
だけど離れてみてわかったのは家が隣だとかそーゆうのは関係なかったのかもしれないってこと。
学校にだってそれぞれ友達はいるし、別々に過ごすのは以外にも簡単だった。お互いの家に遊びに行くのだってあたりまえじゃなかったんだね。
「プラスさん!」
廊下を歩く私を後ろから呼ぶ声がした。
「あ、梨々ちゃん」
「私プラスさんに梨々ちゃんなんて呼ばれてたんですね」
「あっ」
勝手に私が呼んでただけだったそれは。馴れ馴れしく口にしてしまった。
「まぁ…なんでもいいんですけど。ここずっとプラスさんがプラスさんじゃなくて私としても残念なんですよ」
「ん?ちょっと言ってる意味がわからないんだけど??」
「もうずっと一緒にいないじゃないですか、双子さんたちと」
「あー…、そーゆうこともあるよ」
「いいんですか?今のあだ名ノットプラスですよ?」
私の知らないとこでまた違う呼び名が増えていた。
「…もういいよ、この際呼び名は。てか梨々ちゃんはそっちのがいいんでしょ?私がいない方がいいんじゃない?」
「そーですねー…、そうですね!…でも双子さんも一緒にいないですからね」
「………。」
「2人が一緒にいないと意味ないんです!…でもきっとそこにはプラスさんがいないともっと意味ないんじゃないですか?」
「…梨々ちゃんって案外優しいんだね」
「全然優しくないですよ!私は双子さんたちが仲良くしてるのを隠し撮りしたいんです!!」
「…へぇ、そーなんだ」
「だからどーにかしてくださいよっ!!」
どーにかって…それじゃあ結局私はどこまでも双子+1のプラスじゃん。
…なんて大志も奏志も思ってないの知ってるけど。
私だって嫌だよ、私のせいで2人がケンカしたままなんて私が1番嫌だよ。
でも私のせいだからこそ、どうしたらいいかわからないんだよ…。