男の子はにこりと笑顔を浮かべ、

「そう、一緒に」と言った後、

「ああ、ただ、きみちょっと勘違いしてるな」

「勘違いって?」

「ぼくは、人間を憎む神様。そっちじゃ死神って呼ばれてる神のほうね」

「ええっ」

イメージが違いすぎて思わず声が出てしまった。


改めて、男の子の姿をじっと見つめる。

ふつうに、周りで見かけていた人間の子供と一緒だ。

まだ、小学生の低学年くらいって感じ。

もし服装を着替えたら、女の子って思うくらいかわいい雰囲気。

なのに、これが、死神?