翌日はハイキングをしたり、牧場でアイスを食べたり。
友達ができたおかげで、すごく楽しく過ごせた。
夜。夕飯を食べるために集まった大広間。
私が班の子と仲良くしていることに気づいてくれたみたいで、刹那くんが嬉しそうに声をかけてきてくれた。
「仲良くなったんだ」
ここではいつもよりエクセレントのみんなとの接触がないから、こうやって合うとすごく新鮮。
学校で、好きな男の子に会えたときって、こういう感じなのかな。
照れくさいよね、こういうの。
でも嬉しさを隠せず、下唇を軽くかみながらうなずく。
「よかったな」
そう言って頭をポンポンしてくれる刹那くんも、実は私に友達がいないことを気にかけてくれてたのかも。
こうやって、学校生活も少しづつ楽しんでいけたらいいな。