……楽しそうでいいなあ。と思いながら、ひとりで枕カバーにぐいぐい枕を押し込める。
夜過ごすだけだから、ぼっちでも気にしない! 持ってきた本を読んでいれば、あっという間に時間はすぎるもんね。
そう思いながら、私がひとりでシーツのカバーをかけていると、反対側から誰かがシーツに手をかけて。
「ねえ、エクセレントってどんな感じなの?」
それは佐藤さんで、遠慮がちに話しかけてきたのだ。
「えっ?」
「やっぱり白樺くんて怖いの?」
今野さんまで。
えっと……。突然のことで、目が点になる私。
びっくりしている理由が分かったのか、佐藤さんは申し訳なさそうに言った。