「お〜い!
そろそろ仕事しろよ〜!」

と男の人の声がして…
私達は箱に戻された。


「どうします?」

「そうやな…
店で飼うわけいかへんからな…
このままやったら…保健所行きやな!」

「そうすっよね…」

「しばらく…そこに置いといたら親が迎えに来るかもしれへんしな」


やっと周りが静かになった。


私達は鳴いて お母さんを呼び続けた。


でも…来てくれない。


鳴き疲れた私達は引っ付いて眠ってしまった。