「後悔してもしらないからね」と、不穏な言葉とともに律くんの手が私の胸元に伸びた。

後ろから伸びてきた律くんの手は制服の上から私の胸に触れた。

初めてな感覚にびくっと体が反応する。



「やりにくいから、下着外していい? 」



耳元で聞こえた律くんの声がいつもよりも色気があってこくと頷くことしかできなかった。

律くんの手がブラウスの下に入って、背中をまさぐる。少しして胸の締め付けがなくなった。



「愛乃、緊張してるの」



律くんの息が耳にあたってくすぐったい。右を向くと律くんの顔がすぐそばにあった。



「だって、律くんが」



耳元で話すのやめてほしい。なんだか変な感じになってしまう。



「やめる? 」

「大丈夫」



美少女への第一歩だもん。

両手をぐっと握りしめてファインティングポーズをとる。

そんな私の様子を見て、律くんはくすっと笑った。