「疲れたあ〜!!!!!」
涼介は
満足そうに笑っている
「めぐ?パーカー着てみてくれる?」
「いいよーちょっと待って」
私は奥の部屋に行って
買ってもらったパーカーに着替える
「じゃん!!!!」
大きめで
袖はちょっと長めで
裾もおしりが隠れるくらい
「やっぱり!!!!めちゃくちゃ可愛い
こっちきて」
ぽんぽんと隣を叩く
私は隣に座る
「記念だから写真撮っていい?」
「珍しいね。いいよ」
涼介は
自分の携帯を取り出す
「いくよ!はいチーズ」
-カシャッ-
「いいんじゃない!!ペアルック」
「ほんとにありがとう!!」
「パーカーじゃないよ?」
「えっ?」
「写真みて」
携帯の画面を指さす
ちょうど私の反対側の肩
小さな箱を持った手が写ってる
「えっ?うそ……」
「嘘じゃないよ」
涼介は
私の目の前に箱を差し出す
「開けてみ」
小さな箱を開けると
ゴールドの細いリングが入っていた。
「ほれ、みて」
涼介は自分の手も見せてくる
「一緒?」
「当たり前じゃん」
「いつ?今日は行ってないよね?」
「これは事前に買っておいた」
涼介は
リングを取ると私の指にはめる。
「俺はさ、めちゃくちゃ頼りないと思う
けどね、ずっと傍にいて欲しい」
「それこそ当たり前だよぉ〜」
「泣くなよ、ばかだな」
「嬉しいの!!!」
ポロポロと涙を流す私を
涼介は笑っている
「おいで」
ぎゅっと抱き締めてくれる
大好きな匂い
「絶対離さないからな!!」
「わたしこそ!!絶対離れないから!!!」
ずっと欲しかったオソロいのもの。
一気に2つも増えた。
一生大事にする。
ほんとに
わたしの大事な人は
最強だと思う。
なんでも分かってくれてて
とても素敵な人。
離れてって言われても
絶対離れないから
覚悟しといてよ!!!!!!