他の人から見たら、老舗の店のご令嬢で
羨ましく思われたかもしれないけれど。
そんなんじゃない。
幼い頃から過保護というより、束縛の数々。
ひとり娘だから、噓ばっかり
あれをやってはいけない
これをやると、危ない
本当は近所の子供達と一緒に
鬼ごっこやかくれんぼや缶蹴りなど
外で遊んでいたかったのに
人の道からはずれるほど許してくれない
両親なんか、大嫌い
いなければ、いい
早く、この世から消えてしまえ
そう、いつも、思っていた。
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