≪琉生side≫


シャワーを浴びた俺は結衣と大雅が待つリビングへと向かった。


結「琉生お兄ちゃん本当大丈夫?顔色悪いよ?」

琉「本当明日までだから大丈夫だよ。それより聴診…」

大「そんなことより本当琉兄が休んだ方がいいって。」

琉「いいから。大掃除したなら埃吸ってるだろうしまた喘息出たら大変だろ。」

大「俺らの事はいいからさ。全然なんともねぇしなんかあったらちゃんと琉兄のとこ行くから。」

琉「なんかあってからじゃ遅いだろ、、」

結「大丈夫だよ!少し休んだ方が……」


2人は俺を少しでも休ませようと説得していた。

でも病院は何故か年末は運ばれてくる人が多い。

俺だけが休むわけにはいかない。






俺は2人の聴診を終え、病院に戻るために玄関を出た。

太「顔色悪いなー。まーた病院戻ろうとしてた?」

すると玄関の前には太陽が立っていた。

琉「当たり前だろ。」

太「今なんとか病院落ち着いてるから少し休んでいいってさ。」

琉「そう…だったのか。」

太「はい。じゃあ琉生の部屋直行で!」

そう言って背中を押してくる太陽。

ただ俺も数日あまり眠れなくて疲れていたので太陽に流されるまま自宅の自室へ戻った。




太「無理しすぎだよ。点滴するから少し休んでなよ。」

琉「サンキュ。」

太「21時には戻るようにって言ってたからまだだいぶ時間あるしゆっくり寝ておく事!」

と腕時計を見ながらそう言ってくれた太陽。



琉「お前はもう戻るのか?」

太「……な訳!俺もここで寝てくー。」

そう言ってすぐ横のソファに横になった太陽。

いや、自分の家帰れよと思ったものの……俺は疲れていたのかすぐに眠ってしまっていた。