くすぐったくて、体をよじらせて抵抗する。



パクっ


「ひゃっ、」


耳伝わる熱い体温、濡れた感触。

た、食べられてる!?


「ら、い、やめてっ、」


「むり、もっと由良のことたべたい」


たべる!?


わざと水音を、響かせるように舐めてくる。


体の奥から熱が沸き上がってきて、疼く。


もっと、って、思ってしまう私がいる。こんなところでダメなのに、


「來、キスして、」


來の方を振り向き、お願いする。