女なんて、好きになるわけない
『触らないでっ、雅なんていらない』
女なんて、
すぐ裏切る生き物なんだから。
「はぁー、まあなんでもいいけどもし好きならしっかり捕まえとけよ。」
スマホに視線を写しながら、他人事のように言ってくる。
「花ちゃん、可愛いって人気なんだぜ。俺たち3年生の間でも結構噂になってるし。」
それは俺も知ってた、木崎さんは可愛いということで男子に人気があるみたいだ。
「ま、後悔すんなよ。」
それだけ言って自分の席に戻った柊。
後悔、
その後、先生がきて授業が始まったが柊の言った『後悔』という言葉が頭から離れず集中できなかった。