「先輩!」


校門に入ると、先輩の姿を見つけ走っていく。


「おはようございます!!」

先輩の所まで来ると私は笑顔を向けて挨拶をする。

「げっ、」


「そんな顔しないでくださいよー、むぅ」


明らかにサイアクだ、という顔を向けてくる先輩。


ひどいなー、


でも、そんな先輩が、

「好きです!」

「はぁ、うるさい」


うざそうにしてくる先輩だけど、実はツンデレなところもあって、私が傷つかないように配慮してくれる。


そんな、優しい先輩が好きで堪らないんです!!


そんな私をおいて、校舎へと向かう先輩。

まぁ、ここまではいつもの流れ。

いつか絶対先輩のハートを射止めるんだから!